ベテランキャンパーほど
『冬キャンプが最高!!』と言う人が多いですよね。
これはキャンプブームが到来する前は、冬にキャンプをする人が非常に少なかったから。
キャンプ場の予約が取りやすい他、
虫対策をしなくても良いなどのメリットもあるのが冬キャンプ。
近年では冬キャンプを始める方も増えてきています。
「冬キャンプにチャレンジしてみようかな?」と考えておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
でもナメてかかると、
キャンプに慣れてきた中級者でも痛い目に合うのが冬キャンプ。
そこで今回は、
冬キャンプに必須のアイテム・キャンプギアをお教えいたします。
絶対必須!!冬用のシュラフ
『これだけは絶対買っておけ!!』と言いたいのが
冬用のハイスペックなシュラフ!!
冬のキャンプ場は、想定しているよりも
めちゃくちゃ寒いんです!!
特に深夜から朝にかけての時間帯は、最も気温が低くなり、
氷点下になることも多いです。
起きている間は焚き火やストーブで暖を取れても、火災防止の為、眠る時には火を落とします。
その為、
就寝前は暖かくても、深夜を過ぎると寒くて眠れなくなることも。
身体が冷えると眠れないだけでなく、最悪の場合、低体温症で命にかかわりかねません。
※これは「ゆるキャン△」などでも言われてましたね!
なので
スペックの良い冬用シュラフが必須なのです。
↓これは実際に結露が凍って霜が降りたスタッフMMのテント。12月の大阪のキャンプ場でもこのありさまです((((;゚Д゚))))
■冬用シュラフを選ぶときのポイント
選ぶときは
『快適温度(COMFORT・コンフォート)』を見て選ぶようにしましょう。
COMFORT(コンフォート)温度は、
快適に眠れる気温を指している数字です。
★COMFORT(快適温度)
一般的な成人女性が、寒さを感じることなく寝ることができる温度域(快適使用温度)
★LIMIT(下限温度)
一般的な成人男性が寝袋の中で丸くなり、8時間寝られる温度域(下限温度)
★EXTREME(極限温度)
一般的な女性がスリーピングバックの中でひざを抱えるくらい丸くなった状態で6時間までなら耐えられる温度域。
この温度域で使用すると低体温症になる恐れがあり、非常に危険。
たまにLIMIT(下限温度)を参考にする方もいらっしゃいますが、一般的な成人男性が
寝袋の中で丸くならないと眠れないくらいです。
必ず
『快適温度(COMFORT・コンフォート)』を参考にしてください。
スタッフおすすめ!冬用シュラフ
①NANGA(ナンガ) AURORATEXlight600DX
4シーズン(春・夏・秋・冬)使用可能なコンパクトモデル。
テント泊登山や縦走登山などで「荷物をなるべく減らしたい方」「どんな天候にも対応できるスリーピングバッグをお探しの方」向け。
秋~初冬にかけてのキャンプにもおすすめ。
厳冬期の気温が低めのキャンプ場(ふもとっぱらなど)に行く場合は、毛布やシュラフカバー、インナーダウンをプラスしてください。
②ISUKA(イスカ) アルファライト1300EX-20℃
厳冬期の3000m級の山岳縦走や、ヒマラヤ遠征にも持っていける、
最高クラスの暖かさを誇るシュラフ。
化繊なので、ダウンと比べて
濡れや湿気にも強いのが心強い!
しかも化繊なのに収納サイズは直径28×46cmと、非常にコンパクト!!
超ハイスペックなのに
お値段3万円以下なのも嬉しいポイントです。
③Snugpak(スナグパック) ベースキャンプスリープシステム
2枚の寝袋を重ねて使うレイヤー仕様で、1枚でも使用可能。
収納サイズはちょっと大きめですが、
2万円以下でオールシーズン使えるため
コスパ最強!!
「オートキャンプなら、もうこれがあればいい」
「入った瞬間速攻で眠れる( ˘ω˘)スヤァ」と購入者からも高評価。
封筒型の為、冷え性の方は足元に冷えを感じやすいかもしれませんが、ゆたんぽや毛布などで十分カバー可能です。
■おすすめ買い足しアイテム
適温は人それぞれ。寒がりさんは冬用シュラフを準備しても
もしかしたら寒く感じるかも。
そんな時はご自宅のお布団やベッドと同じように、
毛布を重ねてみてください。
冷えやすい足元に重ねるだけでも、温かさがUPします。
封筒型の場合は、
薄手のシュラフを重ねるのもおすすめです。
▼毛布・ブランケット
FLAMERESISTANTLOGOBLANKET(フレームレジスタントロゴブランケット)
TRADITIONALBLANKET(トラディショナルブランケット)
SP×PENDLETONMuchachoBlanket
▼薄手のシュラフ
バルキーフリースセパレートシュラフ(LOGOSLAND)
忘れちゃいけない!!底冷え対策のマット
冬キャンプは地面からの冷気による
『底冷え』が厄介。
折角暖かいシュラフを用意しても、地面から伝わる冷気で眠れないなんてことも。
マットには断熱レベルを示す
『R値』というものがあり、高いほど断熱性に優れています。
冬場ならR値3.5以上~4くらいは欲しいところですが、R値の記載があるマットは殆どが
山岳用。
R値の記載が無い場合は、
厚み4cm以上あればひとまずは安心です。
なお
R値は重ねることでプラスできます。
荷物をコンパクトにしたい場合は、こちらの写真のようにサーマレストのZライトソルとコンパクトなマットを重ねてみてください。
R値3.5以上~4以下のマット
R値4以上のマット
厚さ4cm以上のマット
あったら便利なアイテム
冬キャンプにあると便利なのが、
湯たんぽや
ストーブ。
特に
湯たんぽは、就寝前にシュラフの中に入れておけば、ぽかぽか状態で眠れます。
体の一部を暖めたい時などにも使いやすく、バイクツーリングやバックパックスタイルなど、荷物をコンパクトにしたい方でも持ち運びやすいのでおすすめです。
※使用時はやけどにご注意ください。
LOGOS×マルカ湯たんぽ2.5L(オリジナルカバー付き)
LOGOS×マルカ湯たんぽ600ml(オリジナルカバー付き)
ストーブについては、以前こちらにて詳しくご紹介しておりますので、参考にしてみてください。
キャンプ用ストーブの選び方
キャンプ用薪ストーブの選び方
「冬用テント」はあるの?
厳密にいえば
『冬専用テント』と言うものはありません。
しいて言うならば、ボトムにスカートが付いているモデルなら、隙間風を防ぎ、テント内の温度も下がりにくくなります。
しかしながら、フルスカートのテント自体もそんなに多くありません。
今テントをお持ちであれば、無理に「フルスカートのテント」を買う必要はないと思います。
スカートは『あったら便利』ぐらいに考えてください。
※スタッフMMはスカート無しのステイシーST-Ⅱでも問題なく冬キャンプしてます。
温かい格好をして、就寝時の環境を整えて頂くだけでも冬キャンプは十分楽しめます。
ぜひ冬キャンプにチャレンジしてみてくださいね!
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