日に日に記憶が薄れてしまいますが、まだ復興は道半ば。近頃は北海道から関東にかけて震度4の地震も度々起こっています。
今だからこそ、今を生き延びる為に。少しずつ日ごろの備えをしておきませんか？

大きな災害が発生しても、すぐに公助（政府や自治体の助け）が来るわけではありません。
なぜなら、沢山の人員手配や支援物資の手配は、すぐに出来る物ではないからです。普段お仕事をされている方なら、想像してみて頂ければ何となくわかるかもしれません。人を揃えるにも、物を揃えるにも、時間は必要ですよね。
その為、災害発生から少なくとも72時間は自分で何とかしなければいけないと言われています。

ではその72時間を生き延びるには、どうしたら良いのでしょうか。

備えをしていない状況下で災害が発生してしまっては、生き延びるのは難しくなります。ですので、まずは以下の非常持出し品と備蓄を準備しておきましょう。
これを基本にして、皆さんの暮らしにあった物を揃えていきます。

①常に持ち歩く「常備持ち出し品」
②災害時にさっと持ち出せる必要最低限の備えの「一次持ち出し品」
③3日間程度の被災生活に備えた「備蓄」

ではどういう物を持っておけばいいのか、順におさらいしていきましょう。

学校や勤務先などへ移動中、外出中に被災するケースもある為、常にカバンの中に入れておく必要最低限の物です。

・携帯ラジオ
災害直後は特に情報収集が重要！スマートフォンのラジオアプリを活用するのも良いのですが、電池消費が気になる場合はラジオも活用しましょう。持ち運びしやすいポケットサイズがおススメです。

・モバイルバッテリー
スマートフォンの電池が切れてしまうと連絡手段や情報収集が出来なくなります。普段から使っていざという時困らないようにしましょう。大容量タイプで複数名で使用可能なenerpadや、ランタンだけでなく充電器としても使えるルーメナーも便利です。

軽くて持ち運びしやすく、ランタンとしては勿論、バッテリーにもなるエムパワードプロシリーズもおススメ！

・携行食
火やお湯などを使わずにすぐ食べられる携行食は、日ごろから食べてローリングストックを。

ポーチタイプの避難セットに上記商品をプラスして入れておくのも良いですね。


災害時にさっと持ち出して避難することが出来る、避難1日目をしのぐための防災グッズです。セットになっている物が多いのですが、必要な物は人それぞれ違います。『これだけで大丈夫！』なんて防災セットはありませんので、中身を確認して、着替えや眼鏡・薬、女性なら化粧品など、自分たちにあった内容にカスタマイズできる余裕のある物がおススメ。

ナチュラムオリジナル『防災セットPRO』
タウンユースし易いデザインで、フロントファスナーを使う事で中身がぱっと分かりやすくなってます。セット内容を全部入れても着替えやタオルなどが入る容量に仕上げています。また、背負ってみるとあまり重く感じない設計に仕上げています。

・他にもまだあるおススメセット！
メテックスの防災セットは、カートが付いているうえに、なんとカバンそのものが給水タンクになります。中身も充実しており大満足の内容。1人用と、2～3人のご家族用の物がありますので、必要に応じてお選びください。

ファシルの防災セットは、中も外もデザイン性が非常に良く、内用品も拘り抜いた物となっていますので満足感あり！カートとリュックサックを分離させられるのも◎女性用と男性用で一部中身が異なります。
本棚などに入るサイズの防災セットもありますよ

THE ISU PACKERは、リュックサックが座椅子になる画期的な防災用リュック。避難場所は体育館など硬い床が多いので、座椅子があると便利！セットの物は、ヘルメット付きのタイプと、ヘルメットなしのタイプがあります。リュック単品もありますよ。

なお、どのセットも、入っている食料は安心米やマジックライスなど「軽さ」を重視した食品やレトルト食品です。
避難所でお湯が足りない！電気ポットが使えなくてお湯が沸かせない！暖かい物が食べたい！…なんてことも有り得ますので、お湯を沸かすために、軽くて持ち運びしやすいシングルバーナーとガス缶も一緒に入れておくと更に安心ですねです。

一日を凌ぎ、安全確認後に避難所へ持ち出す、または自宅避難を送る上で必要になる物です。飲料水、食料、着替え、バスタオルや毛布、卓上コンロや予備電池、衛生用品などがコレに当たります。
先述の通り、救援物資が届くまでは72時間（3日間）かかると言われていますので、これを乗り切る為に、3日分の食料と水や日用品を準備します。野菜不足になりやすい為、野菜ジュースやスープ、レトルト食品なども備えると良いですね。

2019年9月の台風の際にも話題になったトイレ問題。台風の時だけでなく、あらゆる災害時に問題となるのがトイレです
断水の影響で水洗トイレが使えず、悪臭のもとになったり、衛生面の悪化で病気の元になったりしました。また、熊本地震の際は、トイレを我慢するために水を飲むのを控えて、エコノミークラス症候群を引き起こす原因にもなりました。

家が安全な場合はお家のトイレをいつものように使える準備が必要。人は1日に6～7回トイレに行くことを計算すると、3日間で1人当たり21回分は必要ですから、家族3人だと63回、4人だと84回分要ります。100回分使えて、殺菌・消臭効果があり、防臭も考えられているこちらの商品がおススメです。



災害はいつ起こるか分かりません。
持ち出し品はもちろん、日ごろから食料、トイレットペーパーやティッシュペーパーなどの日用品や衛生用品も、ストックしておくよう心がけてください。