10月に入ってようやく秋らしい気温になってきました。
夜間の気温もグッと下がり、焚き火が楽しい時期の到来です!!
キャンプ初心者さんは、春や夏に始められることも多く、
BBQはしたことあるけど焚き火はまだ(´・ω・`)
と言う方もいらっしゃるようです。
今年こそは焚き火にチャレンジしたい(´∀`)
でも、
どの焚き火台を選べばいいのかわからない(´;ω;`)
というお悩みをお持ちの方の為に、アウトドア専門店のナチュラムが、
おすすめの焚き火台をご紹介いたします
焚き火台を選ぶその前に
焚き火は非常に楽しく、キャンプの醍醐味でもありますが【火を扱う】為、
トラブルが付き物でもあります。
誤った焚き火をすると、キャンパー同士のトラブルに繋がったり、キャンプ場に迷惑がかかったりします。
焚き火のマナー
をしっかり覚えてから、焚き火を始めましょう!
①直火は『直火OK』の場所だけで!
②枯れ葉が多い場所や立木のそばでは焚き火をしない
③焚き火シートを用意しよう
④強風時は焚き火をしない
⑤常に風下に注意しよう
⑥焚き火から目を離さない様にしよう
⑦新聞紙などは燃やさない
⑧火を大きくしすぎない
⑨消火を確認してから就寝しよう
⑩終わった後はゴミを放置しない
詳しくは後ほど、改めてご説明いたします。
ファミリー・デュオキャンプにおすすめの焚き火台
ファミリーキャンプなら、大き目の焚き火台がおすすめ。
デュオキャンプなら2~3人用のサイズを選びましょう。
ファミリーの場合は何かとお金がかかるので、できれば
コストパフォーマンスに優れた物や、
長く使える物を選びたいところ。
お料理にも使える物を選べば、更に便利です。
スタッフ激推し焚き火台
▼ユニフレーム
ファイアグリルは
誕生から20年を超えるロングセラー商品。
改良などのマイナーチェンジはなく、発売当時の姿のままという、完成された一台です。
焼き網や鉄板を炉に対して斜めに置く独特な構造になっていて、BBQで使用する際も炭の出し入れがしやすくなっています。
本体は薄く、脚部を炉の中に入れられるため、収納もコンパクト。
一見華奢に見えますが、分散耐荷重は
驚きの約20kg!ダッジオーブンを上に載せても大丈夫です。
『壊れない』『頑丈すぎる』事にも定評があり、なんと15~20年愛用し続けている方もいるとか。
先日スタッフも知り合いと「全く壊れる気配が無いので、つい薪をガンガン積んでしまう」という話をしたばかりです。
燃焼効率も非常によく、薪が完全燃焼しやすいので、実は
後片付けも楽!
文句のつけようがない焚き火台です。
こちらは焚き火での調理も楽しめる、ステンレス製のかまど型の焚び火台、
薪グリルⅡと
薪グリルⅡラージ。
オプションパーツを追加することで、網焼きや鉄板焼きも楽しめる、
『お料理が楽しい焚き火台』です。
2024年のリニューアルモデルで、スリットが追加されたことにより、旧モデルよりも燃焼効率が上がっています。
お鍋を二つ並べることも出来て、『薪グリルⅡ』は焚き火鍋18cmと羽釜3合炊き、『薪グリルⅡラージ』は焚き火鍋30cmと羽釜5合炊きが載せられるサイズです。
かまど型の為、副産物的な効果ではありますが、輻射熱で
思った以上に暖かいので冬キャンプにおすすめです。
▼キャプテンスタッグ
コスパ最強と言えば、やっぱり【鹿番長】こと
キャプテンスタッグ!
ヘキサステンレスファイアグリルは、
スタンドと本体を広げてセットするだけの簡単構造。
薄型コンパクト収納で、嵩張らないのが魅力です。
ヘキサゴン型の為、
焚き火を囲んでお話しやすいのも良いところ。
使っているうちに少し歪みは出てしまう…という意見もありますが、価格と軽さ、コンパクトさで選ぶならこちらです。
▼コールマン
初心者でも簡単に焚き火が出来ることに特化した焚き火台が、このファイアーディスク。
脚を広げて設置するだけの、
3秒設営、簡単撤収構造です。
見た目の形が独特なので、焚き火をみているだけでも楽しくなります。
調理のしやすさという点では、ユニフレームやキャプテンスタッグには劣りますが
「とにかく早く焚き火してみたい!」と言う方におすすめです。
▼スノーピーク
発売から25年以上経っても、なお売れ続けている名品。その名の通り
【焚火台】です。
パッと開くだけで設営完了、しまう時もパタッと畳むだけで
ノンストレス。
ただしそこそこ重量があり、持ち運びが重いことと、機能性と素材の分、価格が前述の3メーカーに比べるとお高め。
その分非常に頑丈で、多少のことでは壊れません。
また、製品に自信を持っている分、
保証もしっかりしているので、安心感があります。
ソロキャンプにおすすめの焚き火台
オートキャンプにするか、バイクにするか、徒歩にするか等、移動手段によって選ぶ焚き火台もかわります。
ここではバイクや徒歩でも持ち運びやすい、
小型の焚き火台をご紹介します。
スタッフ激推し焚き火台
▼ユニフレーム
ファイアグリルの機能をそのまま、ソロキャンパー向けの小さいサイズに。
見た目も可愛らしく、また卓上に置くことも可能なので、炭を使って
卓上グリルにすることも可能です。
ファイアグリルの頑丈さ、燃焼効率はそのままなので、やっぱり気づいたら薪をガンガン載せてしまう魔力があります。
薪グリルをそのままソロサイズに小さくした焚き火台。
天面が広く、別売のユニセラ鉄板やユニ鉄、焚き火鍋18cm、キャンプ羽釜 3合炊きなどとの相性抜群です。
ワイルドな焚き火料理を楽しんでみたいソロキャンパーさんに絶対買って欲しい一台です!
ネイチャーストーブラージは、小枝や落ち葉など、
身近な物を集めて燃料に出来るエコストーブ。
薪割りが大変…という方におすすめです。
意外と火力も高く、
ご飯を炊くこともできます。
▼キャプテンスタッグ
ソロキャンプと言えばコレ!と言うほど、所有者が非常に多いのがこのカマドスマートグリルシリーズ。
【B5】や【A4】など、その名の通り本ややファイルサイズにパタパタっとコンパクトに収納可能です。
焼き鳥串にピッタリフィットする天面サイズの為「これで焼き鳥を焼くのが楽しみ」という方も多いです。
3段階の高さ調節が出来るので
炭、薪、固形燃料、ガスコンロと多種に対応できるのも魅力的!
▼コールマン
簡単設営・撤収のファイアーディスクを小さくした、ソロキャンパー用サイズ。
他の焚き火台と異なり、
大きめの薪でも切らずにそのままポンと置けます。
とにかく
楽して焚き火したい方におすすめ!
▼ダックノット
開くだけの簡単設置で、薄型コンパクトな焚き火台。
大きな薪もそのまま置けて、少ない薪でも充分な火力を保ってくれます。
スパッタシート(焚き火シート)付きなのが嬉しいですね。
調理という点では、他の焚き火台に比べるとちょっとやりにくいかも…。
焚き火のマナーについて
改めて、
焚き火のマナーについてです。
「なぜそうしなければならないのか」を、詳しくご説明しておきますね。
①直火は『直火OK』の場所だけで!
そもそも、直火が可能なキャンプ場は多くはありません。
これは芝生や地面を傷めることで環境破壊に繋がる、また不十分な跡始末で景観含めキャンプ場を汚しかねない為です。
だからこそ「焚き火台」が必要です。
②枯れ葉が多い場所や立木のそばでは焚き火をしない
枯れ葉や枯れ草などが多い場所では、周りに火が燃え移る危険があります。
また、キャンプサイトに立ち木がある場合は、
立ち木の近くでの焚き火もNGです。
木の幹や根を焼いてしまう恐れがあり、実際に木が立ち枯れしてしまって、伐採するしかなくなったキャンプ場もあるそうです。
勿論、
自分のテントやタープの下や近くで焚き火をするのも避けましょう。
大事なテントやタープに穴が開いたり、火災につながる危険性もあります。
難燃性のテント(ポリコットンやコットンのテント)も、燃えにくいというだけで「絶対燃えない」わけではありません。
テントやタープから少し離れた、危険のない場所で焚き火をするようにしましょう。
③焚き火シート(スパッタシート)を用意しよう
焚き火台を使っていれば安心だと思いがちなのですが、草地や芝生のキャンプサイトでは焚き火シートは必須。
熱い灰や焼けた薪が落ちてしまうと、
草や芝生を焼いてしまう場合があります。
地面から火床までの高さが低い焚き火台の場合、
輻射熱で芝生を焼いてしまうケースも…。
地面へのダメージを減らすためにも、耐火性・断熱性の高い
「焚き火シート」を用意しましょう。
細かい灰や薪が落ちてしまった場合でも、後片付けが楽になるメリットもありますよ。
④強風時は焚き火をしない
風が強いときに焚き火をすると、火の粉が遠くまで飛んでいってしまいます。
お隣さんのテントに穴をあけてしまったり、山火事に発展する危険性も。
風で炎が横に流れてしまうような天候の時は、
焚き火を中止しましょう。
⑤常に風下に注意しよう
焚き火の煙や火の粉がどこに向かうのかは確認するようにしましょう。
風下に他のサイトがある場合は特に注意!煙がお隣に流れ込んだり、ご迷惑をかけることになります。
⑥焚き火から目を離さない様にしよう
焚き火をするときは、絶対にそばを離れず、焚き火から目を離さないこと。
薪が爆ぜて何かに引火したり、他の家族のお子さんが近づいて火傷をしてしまうなど、思いもよらない事故が起きる可能性があります。
ただ
ソロキャンプの際は、お手洗いなどどうしても離れなくてはならない場面もあります。
その場合は、薪を調整して火力を落としておく、焚き火台の脚を固定(押さえる)、チェアも固定しておく、燃えやすい物を周りに置かない…など工夫をしてください。
お隣のサイトに人がいる場合は、様子見を頼むのも、選択肢のひとつです。
また、先述の「焚き火シート」も、薪が落ちてしまっても、燃え移る心配を減らすことが出来ますよ。
⑦新聞紙などは燃やさない
紙や枯れ葉は燃えると灰を巻き上げてしまいます。
ネイチャーストーブのように開口部が狭まっている物以外では
燃やすのはNG。
もちろん
ゴミを燃やすのは論外です。
⑧火を大きくしすぎない
焚き火は、
火力をコントロールできなくなるほど大きくしないのが基本。
薪を動かすことが出来ない状態になるのは危険です。
⑨消火を確認してから就寝しよう
決して
火がついたまま就寝しないようにしましょう。【焚き火から目を離さない様にする】のと同じです。
何が起きるか分かりませんので、火が完全に消えている事を確認してから就寝しましょう。
⑩終わった後はゴミを放置しない
灰や焼け残った薪は「灰捨て場に捨てる」「持ち帰る」など、キャンプ場によって処理の仕方が異なります。
焚き火のゴミを放置したまま帰らないようにしましょう。
マナーを守って、楽しく焚き火してくださいね。
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