できることから考える。防災用の食料備蓄ってどうしたらいい?
12月1日より、NHKが総力をあげて"体感 首都直下地震ウイーク"をお送りしています。
12月2日 午後4時4分にマグニチュード7.3の地震が東京で発生したら…という想定で、SNSなどと連動して、かなりリアルで衝撃的なドラマが放映されています。
また、この"体感 首都直下地震ウイーク"に合わせて、NHKの各番組でも、災害を生き抜くノウハウを学ぶ番組やニュース企画など、震災の際の備えや、何が起こるかなど詳しく放送されています。
今後30年以内に70%の確率で発生するとされる「首都直下地震」。
これは、「明日起きてもおかしくない」ということを意味しています。
日々震災の記憶が薄れ、防災に対する意識も弱まっている状況下で、もし震災が起きてしまったら…?
震災だけではなく、今年は大型台風によって首都圏が被害にあったばかりです。
放映されている今、そして記憶に新しい今だからこそ、備えについてもう一度考えましょう。
災害が起きると物流が止まる
本日の放送内容では、食料や水など物資の不足の問題が取り上げられました。
大規模災害が起きると、交通網などのインフラも大きな被害を受ける為、物流が停止します。
物流が停止すれば、当然食料品も届かなくなり、スーパーやコンビニなどからは瞬く間に物が無くなります。
これは過去の災害状況を見ても明らかです。
インフラの回復には時間がかかります。
政府、または民間からの公的な支援物資がすぐに届くとは限りません。
その為、内閣府も「非常食等の防災グッズを備える事」を推奨しています。
非常に広い地域に甚大な被害が及ぶ可能性のある場合には「1週間以上」の備蓄が望ましいとの指摘もあります。
一週間分ってハードルが高くない?
「1週間以上」の備蓄と言われると保管場所にも困るし、ハードルが高いように感じます。
しかし食料は「非常食」や「保存食」に限られるものではありません。
冷蔵庫の中をはじめ台所まわりに目を移せば、備蓄になる可能性のある食料が沢山あるはずです。
開け閉めを頻繁に行わないようにすれば、停電してもしばらくの間は冷蔵庫の物は持ちます。
普段からちょっと多めに食材を買い置きしておけば、最初の1~2日間は冷蔵庫の中のものを食べてしのげるでしょう。
また、冷凍庫の中にも、普段からご飯や食パン、野菜、冷凍食品等が入っているご家庭も多いはずです。
まずは①足の早い生鮮食品、次に②冷凍食品を消費していくようにしましょう。
その後、③パスタなどの乾物、缶詰、レトルト食品、インスタントヌードル、フリーズドライ食品などを消費します。
④「非常食」や「保存食」は常温で長期間保存が可能ですから、一番最後に食べるようにすれば、一週間は持つはずです。
新しい備蓄の考え方「ローリングストック」
防災対策で非常食や保存食をたくさん買い込んでいたのに、気が付いたら消費期限が大幅に過ぎていて全て廃棄した…なんて経験はありませんか?
今、新しい備蓄の考え方として「ローリングストック」という手法があるのはご存知でしょうか。
ローリングストック法は日常的に非常食を食べて、食べたら買い足すという行為を繰り返し、循環させて常に家庭に新しい非常食を備蓄する方法です。
例えば週一回、または月一回の「非常食の日」を決めておけば、「年一回」の消費期限チェックをする必要はありません。
また、普段売っているレトルト食品でも備蓄が可能になります。
長期保存の非常食も、例えばアルファ化米などであれば、軽くて持ち運びやすいので、毎年のキャンプや登山の時に使う!という形でも消費できますね。
更には、普段から非常食に慣れておくことで『自分の好きな非常食』を揃えることもできますし、安心して食事を採ることが出来るようになります。
ローリングストック法をするのはちょっと面倒だな…という人は「長期保存の非常食」を揃えればOKです。
その場合は、野菜不足に陥る可能性もあるので、野菜スープや野菜ジュースも取り入れてみてください。
非常食の保管場所に、消費期限を書いた紙を貼っておくなどして、目に付くように工夫してみましょう。
●長期保存にも、普段の食事にもおススメ
●長期保存の非常食
忘れてはいけない!とにかく必要になるのは水!
食料ばかりに目が行ってしまいますが、最も必要となるのは、何といっても「お水」です。
食料は暫く取らなくても数日間は生きて行けますが、水が無くなれば3日で命の危機にさらされます。
また、折角、インスタントヌードル、フリーズドライ食品があっても、水が無ければ話になりません。
今目の前に食料があるのに、食べられない…。そんな状況にもなりかねないのです。
更に、水分を取らない状況下では、エコノミークラス症候群に陥る危険性も出てきます。
食料だけでなく、水も「ローリングストック」または長期保存水を備蓄するようにしておきましょう。
目安は、一人当たり1日2~3リットルは必要と言われています。こちらも3日分は用意しておきたいところです。
出かけた先で被災するケースも考えて!
家に備蓄しておけば、とりあえず一週間ほどしのげそうなことは分かりました。
でも、家にいる時に被災するとは限りません。
通勤・通学時、帰宅途中、旅行中などに被災してしまったら…?
そうしたことを考えて、出かける際には500mlのペットボトル飲料を1本と、開けてすぐ食べられる食料を常備します。
軽くて持ち運びやすい携帯食や、おやつなどで構いません。
通常時には飲料は飲んでしまって、食料はお腹がすいた時におやつとして食べてしまえばOK!
毎日の習慣にしてしまえば、いざという時に焦ることもありません。
会社のロッカーなどには、長期保存タイプの物を入れておくと更に安心です。
こちらもローリングストックで、賞味期限が近づいてきたら食べて、新しい物を入れて循環させておきましょう。
いつもの暮らしを「防災」に変える
いつもの暮らしの習慣の中に「防災」を組み込んで、日常にするということ。
難しく考えすぎると、かえって億劫になってしまうものです。
いざという時に困らない為に、日々の暮らしの中で徐々に変えていき、いつかそれが「当たり前」になる。
それが防災備蓄に繋がります。
毎日の暮らしの中に、お出かけの中に、少しずつ忍ばせてみませんか?
テント・タープ | ランタン・ライト | ファニチャー | スリーピング |
ウェア | ザック・バッグ | シューズ | 帽子 |
ハイランダー | コールマン | ザ・ノースフェイス | DOD |
ロゴス | キャプテンスタッグ | パタゴニア | スノーピーク |
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